岩手県盛岡のビジネスホテルで、レベニューマネジメント機能を使った事例です。
コロナ禍においては、安定的な稼働が取れず、人員も減らしたため、適切なレベニューコントロールが誰もできない状況に陥りましたが、SHUKUTEKIを使ってレベニュー業務の難易度を下げることができました。
市場調査を自動的に行うことで、短期間で高いレベルのレベニューマネジメントが可能になりました。
施設名 | ホテルエース盛岡 |
エリア | 岩手県盛岡市 |
規模 | 272室 |
ホームページ | https://www.hotel-ace.co.jp/ |
コロナ禍で崩壊した市場と稼働率
ホテルエース盛岡は、大通という繁華街に面したホテルです。盛岡市内はホテルの数が少なく、新型コロナウイルスが流行する前は、稼働率に悩むことはありませんでした。そのため、レベニューマネジメントや料金コントロールは簡単に行えていました。
しかし、コロナ禍により稼働率が低下し、最も悩ましいのは人員の減少です。レベニューマネジメント業務は重要ですが、スタッフの人員が減っているため時間をかけて対応することができませんでした。市場がこれまでにないほど不安定なので、市場調査を行わなければならず、料金コントロールの判断もこれまで以上に時間がかかり、悪循環に陥っていました。
レベニュー業務が簡単になって効率化
困り果てていた時に、「SHUKUTEKI」のレベニューマネジメント機能と競合調査機能に出会いました。今までは熟練の担当者が決める競合の価格や商品を元に料金を決めていましたが、「SHUKUTEKI」の導入により、市場の価格調査や競合ホテルの動向を素早く把握できるようになり、担当者の負担が減りつつ、より高度なレベニューコントロールが可能になりました。ADRも予算を大きく超えて、コロナ禍前以上の水準にまで回復することができました。
※ ADRとは、平均客室料金(Average Daily Rate)の略称です。
市場調査をして朝食の改善ができた
ベニューマネジメントは、料金のコントロールだけではなく、商品の内容を改善して単価を上げることもその一つです。ホテルエース盛岡でも、朝食の改善に取り組んできました。改善の指標が競合を意識したものではないため、正しい方法が分かりませんでした。ビジネスホテルの朝食というのはどこも同じようなものを出していて、似たり寄ったりの状況ですが、どのホテルがどんな朝食付きプランをどんな価格で提供しているのかが分かりませんでした。そのため、宿泊されるお客様にアンケートや感想を聞いて改善に取り組んでいました。
「SHUKUTEKI」を導入することで、エリア市場の販売プランも全て調べてくれるため、どのホテルが最も人気のある朝食付きプランを提供しているかが分かります。競合を意識した改善を行わなければ、集客につながる改善はできません。競合やエリアの売れ筋が分かることで、ホテルを選んでいただけるような朝食にコンセプトを変更し、配膳や見た目も改善することができました。